FORTUNESの邪推

2020年の年末、狂った聖地巡礼の記録を遺しておこうと思いこのブログを開設した。

それから約3年。

その間にTHE BEYONDは完結し、BEHIND THE LINEも公開されてしまった。

が、依然として蒼穹のファフナーに情緒を乱され人生を狂わされている。

 

私が蒼穹のファフナーを履修してからは、早4年以上が経過した。

2019年11月、当時全く面識のなかった友人の友人から突如YouTubeの無料配信を観るように懇願され(?)、無印中盤辺りで私の様子がのおかしくなり始めたのを見かねて一週間後のTHE BEYOND4~6話の舞台挨拶のチケットを渡され(怖いな)(しかも一緒に行ってくれるのかと思ったら「行ってこい」だったので泣いた)、1日8話程度のペースでなんとか走りきって(※社会人で当時は在宅勤務でもないので目を開けている間はファフナーを観るか仕事をしているかだった)気づけばすっかり頭がおかしくなってから、もう4年以上が経過してしまった。

 

~当時の会話(舞台挨拶4日前)~

島民「ビヨンドの1~3話はTSUTAYAとかで円盤借りないと観られないんだけど、

   借りられなかったら貸すから教えて!」

私 「もう買いました いま無印完走したところ」

 

完全に想定外の道に転がってしまった気がするが、楽しいことはたくさんあったのでよしとする。

 

 

そして3年前ひとしきり狂わされたFORTUNESの謎についても、あの後進展(?)があったりもした。

あの会議室での暴走の1年後、「皆城総士生誕祭2021 in パシフィコ横浜」で再披露されたことをここに記しておきたい。

なお、その様子はBEHIND THE LINE 円盤特典映像として収録されたが、ぜひこれは音源としてもほしい。キングレコード

 

もうあるんだろどうせ。5キー下げたやつが。

「ほんとは6キー下げると気持ちよく歌えるんだけど、一騎じゃなくなる」とか舞台挨拶で仰っていた。

すごい歌い込んでる発言で面白いな。

カラオケではいつも6キー下げで歌っているのだろうか……。

でも5キーでも本家を聴き慣れてるとAメロの入りかなり低く感じるよね。

それがだいぶ重々しくて良い。

一騎の声って高いようでちゃんと低くて不思議だと思う。

なんの話だ?

 

ちなみにパシフィコ横浜は現地参加できたのだが、3列目で爆音で浴びてまたキマってしまった。

翌日のangelaのFORTUNESも最高によかった。

主観のFORTUNESと客観のFORTUNES、どちらも良い……。

 

 

さて、2020年聖地で配信を観て殴られた当時の私は、あのFORTUNESをどう受けとるべきなのか、ただひたすら困惑していた。

なぜ、THE BEYOND789話の公開後のあのタイミングで歌唱したのかと、邪推が止まらなかった。

 

▼苦しむオタクの様子が終盤に綴られている

legendworld.hatenablog.com

 

 

結論から言うと、あのタイミングで披露したことに何らかの意味はあったと私は思っている。

 

2020年の歌唱と2021年の歌唱では、間奏台詞に決定的な違いがあった。

 

●FORTUNES 2020の間奏台詞

ここにいることはできる。

何も無かったように日々を過ごすことはできる。

だけど、待っている。

ここでお前を待っている。

 

●FORTUNES 2021の間奏台詞

「未来を導いたな」と聞こえた気がした。

お前たちはいつも俺をここに居続けさせる。

未来を見に行くよ。

俺はここにいる。

まだ、ここにいる。

 

2021年に披露されたFORTUNES、単に会議室で歌ってしまったことに対するリベンジではなく、別バージョンだったのである。

「待ち」のFORTUNESではなかったのである。

あの時とは違っていくら待っても、いくら身を呈して戦っても、もう帰って来ない。

それを受け止め、悲しくても、悲しいだけじゃない「今」を生きようとする一騎の、決意のFORTUNESなのである。

幼き日、真壁一騎皆城総士にその存在を与えたように、皆城総士が与えた真壁一騎への祝福もまた、「存在」であった。「存在し続ける」こと……僕らがもう一度出会うために。何度でも。(そう考えると怖いが)

帰ってくることはないのだ。

同じ「今」を生きる皆城総士が、もうここにいるのだから。

こそうしを皆城総士と名付けた(一騎が名付けたかは分からないが)ことが、彼を見送った一騎の、もう帰ってこないことを誰よりも分かっている一騎の、覚悟だったのではないかと、完結した今、私は思っている。

帰ってくると思っていれば、「皆城総士」の席を空けておくはずである。

あと、「皆城総士」という存在を忘れない(≒自分を忘れない)ためとか……?御守りみたいな……。

 

それはそれとして

 

帰ってこないのは分かっている。

でも会いたい。

帰ってこないなら俺が行けばいいのか。

となっていたようなところがなんというか……お前って本当に……。

 

 

とにかく、2021年の歌唱に関しては明確に、THE BEYOND完結後の真壁一騎によるものであった。

 

であれば、2020年の歌唱に関しては当時公開されていた7~9話の一騎の心情だったと考えるのが自然である……だろうか。

今思い返せば一騎も中の人も当時精神的にかなり参っていた様子だったので、激情がくすぶっていても全くおかしくはない。

まさに総士の元へ行きかけたあの一騎の心情を表現したFORTUNESだったということで良いだろうか……。

それが、灯籠を流した今は、総士は白紙の未来で待っていると分かり、待つのではなくそこに行くのだと、思いが変化したと受け止めて良いのだろうか。

まあ、彼もまた、総士の成長を通して一緒に大人になったってことだよね。(適当)

 

ということで(?

 

FORTUNESはTHE BEYONDの真壁一騎のイメージソングとして扱っても間違いではないらしいことまでは証明された。(?)

 

 

犠牲になる覚悟だけじゃ誰も救われないなら

何処へ向かえと言うのですかFORTUNES

 

「また、命の使い道を見つけないと」

(THE BEYOND 第十二話)

 

 

正直なところ、よくわからない。

だが結局は、よくわからないところに狂ってるんだと思う。

 

                              ~おわり~

 

出前浜から解釈する一騎と総士の距離感と精神安定

 

 

※これは有識者による論文ではありません。

※すべて現実の出前浜と一騎のFORTUNESを同時に浴びたせいで心を乱されたオタクの妄言です。

※冗談の通じる方のみ読むことができます。

 

 

▼現実の出前浜を見て狂った経緯

legendworld.hatenablog.com

 

 

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聖地巡礼1日目(鞆の浦編)~気が狂いたければ夕暮れの出前浜に行こう~



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▲出前浜(EXODUS第3話)

 

出前浜って何だったんだろう……。

 

その真実を確かめるべく、我々は島へ向かった……。

 

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